MML作成講座

初級(MMLを作ってみよう)  中級(MML編集)  上級(その他テクニック)


まず、MMLと聞いてまず思い浮かべるのが
c+c+8c+8c+8c+8.c+8.c8.c8.c+.c+c+c+8g+8
こういった英数字の羅列だと思いますが
作曲者の中でそのまま英数字を打ち込んで作曲している方は稀です

こんな風に直接書きません!!
では、一体どのようにして作るのか??

MIDI(ミディ)という音源を作成し、それをMMLに変換します


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜MIDIとは〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

皆さん「音源」「音楽ファイル」と聞いて思い浮かぶのが、MP3、WAV、AIF等だと思いますが
それぞれの違いは大きく分けて

MIDI →シンセサイザーやパソコンに付いているシンセサイザ機能を使って自動演奏させるための、いわば「楽譜」のようなもので、ファイルサイズが小さく、扱いやすいです

MP3、WAV、AIF →音源に演奏をさせるためのMIDIデータとは違い、“音そのもの”を記録(録音)してあるデータファイルです。
(ファイルサイズが大きく、扱いにくいのが難点です)

MIDIサンプル↓

こんな感じのものになります(PC環境によりサンプルが聞こえない方がいますが、聞こえなくてもMML講座には影響ありません)



まずは
@「MIDI」を作るフリーソフト
A「MIDI」を「MML」に変換するソフト
の2つをダウンロードしておきましょう↓


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜準備段階〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



@つ目は『Studio ftn Sore Editor』(別窓で開きます)



MIDI作成ソフトになります



丸部分をクリックしダウンロード、インストールします



Aつ目は『3MLE』(別窓で開きます)



マビノギMML作成のために作られたソフトです

リンクに飛んだら下の@とAをクリックしてダウンロード、インストールして使えるようにしておきましょう



二つのソフトがインストール出来たら準備完了です


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜MIDIを作ろう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


まずはこちらの『Studio ftn Sore Editor』から使います


Studio ftn Sore Editorを実行すると↓のような画面が起動します



このソフトを使って皆さんご存知『かえるの合唱』を作ってみましょう

まずは、後々MMLに変換しやすいように設定を変えます





@左のほうにある『ART 04』の上で右クリック
A出てきたメニューの中から『パートの削除』を選び、『はい』を押す




無事マビノギ用3パートになりました








次に4小節しかないので8小節に増やします

@どこでも良いので宴Nリック(押しっぱなし)するとメニューバーが出てきます



A宴Nリックしたまま右から二番目のアイコンにカーソルを持ってくると



B上のメニューが表示されるので『後に追加×n』の場所で宴Nリックを離します



C上記の部分に『4』と入力し『OK』を押すと8小節に増えます





最初はソフトの使い方が難しいと思いますが慣れれば簡単なのでがんばりましょう
ここまでできたらメインの『楽譜作り』です





こちらの見本楽譜の通りに、音符を配置していくだけです

まず見比べてほしいのが『パートの数です』
見本は両手で弾く用なので2パートしかありませんが、マビノギでは『3パート』になりますので






左手の段を2パートに分けて作っていきましょう
補足:マビノギでは一つのパートで一つの音しか出せません(つまり同時に鳴らせるのは3パートで3つの音)





何処でも良いので宴Nリック(押しっぱなし)でメニューを出し
『左から3番目』の『一番上』の『ト音記号』を選びます
Studio ftn Sore Editorには消しゴム機能が無いので、消したい時は重ねてクリックすると消えます





ト音記号が消えた所で今度は『ヘ音記号』を選択し記入します





後は見本の楽譜通りに楽譜を作っていきます





4/4という表示を記入し(4部音符が1小節に4つという意味ですがわからなくても大丈夫です)
楽譜の見方や音符が読めない方でも見本通りに作ればMMLが作れる作り方です





2分音符と4分音符を記入します




赤い音符を2パート目に
青い音符を3パート目に記入していきます

後は見本を見ながら各自、音符と休符を配置していきましょう





完成しました


再生したりしてミスが無いかチェックしましょう





ミズが無ければ『ファイル』→『MIDIファイルの作成』をクリック





『作成』クリック
場所と名前は自分が分かればなんでも良いです





カエルの合唱の音源ができました!!!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜作ったMIDIをMMLに変換しよう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

次に使うのが『3MLE』です
起動するとこんな感じになると思います





さっき作ったMIDIをこちらで開きます





『ファイル』→『標準MIDIファイルを入力』→(自分で作成した場所)『かえるの歌』





赤枠はすべてのチェックをはずし
青枠はすべてのチェックを入れて『OK』をクリック





なんということでしょう
先ほど作ったMIDIがMMLになっています





画面左上部にある『Tragk○』タブが先ほど作ったパートになっています
よくみると3パートしか作っていないのに4タブあります
一番左のタブは『テンポ』のみ記入されたパートになっていますので消しましょう
『Trak1』の上で宴Nリック→『トラック削除』


トラックが3つになれば完成です!!!!


これを実際にゲームの中で演奏してみましょう





赤丸の『クリックボードへMMLを出力』をクリック





赤枠のチェックを確認し、『MMLをコピー』クリック


後はゲーム内で『作曲スキル』を使い『クリックボードから貼り付け』クリックで完成です


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜まとめ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

直接楽譜を書くのは困難

MIDIを作成し(MIDIを作るソフトは沢山あるので、今回紹介したソフトが自分に合わなかったら自分に合ったソフトを探してみてください)

3MLEにてMIDIをMMLに変換する(マビノギMML用ソフトは他に2,3種類あります。慣れてきたら他のソフトも使ってみると良いかもです)


今回見本に使った『かえるの合唱』ですが無料で拾ってきたものです
管理人(クーリア)が作成したMMLは90%がインターネット上に落ちていた無料楽譜から作成したものです
楽譜サイトは上級編にて紹介していますが、探せば沢山存在します
楽譜が読めない、音楽なんてさっぱり分からない方にも楽譜をそのまま入力するだけでMMLが出来ました
中級ではMMLの編集(テンポ、音量等)について解説していきますので
よかったら参考にしてみてください


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